症状別 おすすめ6つの薬湯入浴法

1. 冷え症の方には半身入浴

 冷え症は血液の循環が悪いことが根本原因ですが、自律神経のバランスが崩れていることが原因の場合もあります。そこで半身入浴でじっくり温まるのが基本の入浴法ですが、もう一工夫して、半身入浴を5分、お風呂を出て3分休憩をワンセットにして、2~3回繰り返すことでより効果が上がります。

2. 慢性胃炎の方にはぬるめのお湯でじっくりと

 慢性胃炎は胃酸の分泌が少なく、食後にもたれるのが特長。胃酸の分泌を促して胃の働きを活発にするには、ぬるめのお湯に長く入るのが効果的とされています。

3. ストレス解消の方にはぬるめの長風呂

 ストレスがたまると血液の循環が悪くなり、冷え症の大きな原因となります。ストレス解消には風呂が最も効果的で、特にぬるめのお湯に半身浴で長く入ることで、副交感神経の働きを促し、ストレス解消に役立ちます。

4. 不眠の方にはぬるめのお湯でじっくりと

 不眠は自律神経のバランスが崩れて、昼に優位な交感神経から夜に休めの信号を送る副交感神経への切り替えがうまくいかない時に起こります。そこで不眠を解消するため、ふとんに入る1時間ぐらい前にぬるま湯に20~30分ゆっくりと浸かって、交感神経の緊張をほぐすことが効果的です。

5. 胃酸過多症の方には熱いお風呂にサッと

 空腹時に胃がキリキリと痛む胃酸過多症には、少し熱めのお湯に短時間入って、サッと上がる方が効果的です。なぜなら皮膚の血管を拡げることで、胃の血管を収縮し、胃液の分泌が抑えられるためです。ただし過度のストレスが原因の場合は高温の風呂よりも、ぬるめの風呂がよいでしょう。

6. 腰痛・肩こりの方には長めの半身浴

 腰痛・肩こりの解消を目的に入浴をする人は多いです。これらの解消には熱い風呂にサッと入るよりも、長めの半身浴の方が効果的。じっくりと入ることで血行を促し、筋肉にたまっている乳酸などの疲労物質を追い出します。また痛みを感じる箇所を入浴中にマッサージすると、より効果的でしょう。

 

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