台風、豪雨による水害、土砂崩れ、地震、噴火など、私たちの住んでいるところがいつ被災してもおかしくない昨今。改めて、防災について考えました。
ほんの木 防災アンケート調査
「あれから10 年 わたしたちは何を学んだか」というイベントに参加し、そこで被災経験のある30 名にアンケートをお願いしました。主に地震と台風の被害に遭われた方々です。
(2021年3 月 千葉県にて)
1.被災して一番困ったことは何ですか?
1位 停電
2位 断水
3 位 トイレ
4 位 飲料水
5 位 携帯電話の充電
2.不安に思ったことは何ですか?
1位 災害が再び起こること
2位 家族の安否
3 位 家の修理
4 位 仕事
5 位 自身の健康
3.自分の用意していた防災用品で役にたったものは何ですか?
1位 懐中電灯
2位 保存食
3位 飲料水
4位 卓上コンロ・ガスボンベ
5位 ライター
6位 ゴミ袋
4.必要だと痛感したものは何ですか?
1位 水
2位 電気(発電機など)
3 位 正確な情報
4 位 地域の連携
5 位 その他(ランタンやクーラーボックスなど)
5.どのように家族や知人に連絡をとりましたか?
1位 携帯電話とメール
2位 災害伝言ダイヤル(171)
6.防災に関して知りたいことは何ですか?
1位 地域の幅広い情報
2位 停電や断水の回復状況
3位 市の役割
ローリングストックのすすめ
ローリングストックとは「日常的に食べている」食品を非常時の食糧としても備蓄することです。食べたら補充することで消費期限に余裕のあるものが常にストックできます。在宅避難の場合、最初の2 日間は冷蔵庫内の食品を中心に食し、3 日目以降からはローリングストックの食品を食べていきます。最低3 日~ 1 週間分の備蓄があるとよいです。
オススメのストック食品
- 缶詰(缶切りを必要としないもの)
- パックご飯やレトルト食品
- フリーズドライの食品(お湯をそそぐだけの味噌汁など)
- 野菜ジュースや栄養補助食品
- サプリメント
- ドライフルーツやナッツ類、お菓子
用意しておきたいもの
復旧まで自宅で過ごしていた方々も多く、停電や断水が1 週間ほど続いた地域もありました。
- 飲料水(成人1 人1 日 2 ~ 3L)
- 災害用トイレ(成人1 人1 日 5 ~ 6 回分 紙オムツや尿パッドも有効)
- ウエットティッシュや汗拭きシート
- ラップ(断水時お皿を汚さずに食事ができます)
- 防刃手袋(災害後片付けの時にケガを防止するため)
- 底の厚い靴(くぎやガラス片を踏んでも貫通を防ぐ、靴の中敷き踏み抜きインソールもあります)
- 小銭(自動販売機、コンビニでもおつりが無い場合があるため)
(防災アンケート調査より)