シュタイナーに学ぶ通信講座2期2号
17歳の「反抗期」を迎えた子どもたちとどのように関わったらよいのか。何をどう示してあげたらよいのか、を考えます。
子どもを持つ「親」の在り方を見つめ直し、自らが変わることによって、子育て、教育を考えます。子どもを導く「親」として、過去の自分の姿を振り返り、より豊かな未来を描くエクササイズを通して人生の7年周期などをテーマに考えます。
- 内容
- 子どもが成長する過程で、周囲の大人や権威に対して、強い反感を持つ時期が3回あります。
1回目は2、3歳の頃。2回目が9、10歳頃。3回目は16、17歳頃です。この3回の「反抗期」はわたしたちが「自我」を持った一人の人間として生きるために体験し、乗り越えることが必要なのです。
もやもやとした、訳のわからない苛立ちや怒り、不安や焦燥。大人のすること、言うこと、すべてに反感を持ち、反抗した「反抗期」について一つずつ考えます。
●シュタイナーによる人生の7年周期では、「人生の危機に向き合う」28歳?35歳までを考えます。
●わたし自身を知るための6つのエクササイズ2では「意志」の訓練について。
本質的なことと非本質的なことを見分ける力をつけます。
●治癒教育では「タイミングとリズム」
人間の全ての行為や運動にはタイミングとリズムが必要です。
一番大事なことは正しいリズムを持った生活をすること。それを補うエクストラ・レッスンを紹介。
目次
今月のトピックス
17歳はなぜ荒れるのか?
子どもの成長段階(Ⅱ) 4歳から6歳まで
「子どもを取り巻く環境・・・・・・わたしたち」
シュタイナーによる人生の7年周期 (2) 28歳から35歳まで
「人生の危機に向き合う」
わたし自身を知るための6つのエクスサイズ (2)
「意志」の訓練
治癒教育とは
エクストラ・レッスン「タイミングとリズム」
ペタゴジカル・ストーリー
「おもちゃの取り合いがまた始まった!」
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ひびきの村通信
著者について
大村 祐子(おおむら ゆうこ)
1945年北京生まれ。東京で育つ。
1987年、カリフォルニア州サクラメントのルドルフ・シュタイナー・カレッジ教員養成、ゲーテの自然科学・芸術コースで学ぶ。
1990年から1992年までサクラメントのシュタイナー学校で教える。1991年から日本人のための「自然と芸術コース」を
カレッジで開始。
2013年より教え子らと共に、北海道伊達市でルドルフ・シュタイナーの思想を実践する日本で初めての共同体
「ひびきの村」をスタートさせる。
「ひびきの村」代表。
ISBN
978-4-938568-80-1
出版年月日
2000年8月15日
判型・ページ数
A5・120ページ