子どもたちの幸せな未来5期
「自分は自分、これでいい」という自己肯定感が今の子どもたちに欠落しているといわれます。自己肯定感は、子どもの生きる柱です。親子関係のポイントをまとめた子育て必需本
幼児教育の年齢別発達と言葉かけ
目の前の子どもが何を感じ訴えたいかという「心の声」を聴くことから、子どもとの会話は始まります。言葉をかけることは、心をかけること。共感する子育てが心に栄養を注ぎます。
- 内容
- 「私は私が好き」と自分を肯定的に捉える気持ち、「自己肯定感」が現代の日本の子どもたちに極めて低い、
と言われています。
どの子どもにも素晴らしい可能性の芽がありますが、その芽が伸びるか、摘まれてしまうかは、親のほめ方や叱り方、
毎日のコミュニケーションによって決まります。
子どもの心の声を聴き、自信と主体性を育てる0-7歳児への言葉がけについて、年齢や子どもの気質別に3名の
専門家がわかりやすく説きます。
目次
第1章 子どもがすくすく伸びる親のその一言
ポイント① さりげない一言が子どもを励ます、ひねくれさせる
ポイント② 「していいこと」と「してはいけないこと」のけじめをはっきりさせよう
ポイント③ 自己肯定感がある子を育てる幼児期の「包み込む愛」 ほか
第2章 声にならない言葉は“心のお使い”
ポイント① 子どもの言葉にならない「気持ち」を見つめる。言葉は心の使いだから
ポイント② ゼロ歳児は泣いたり笑ったり「言葉にかわる言葉」を、聴きとって共感してあげることが大切
ポイント③ 赤ちゃんの頃から心を通いあわせていると言葉がスムーズに出てくる ほか
第3章 子どもの気質によって変えたい、言葉かけと接し方
ポイント① 子どもの気質を知って、上手に子育てを!<br>
ポイント② 四つの気質、それぞれの行動や特徴
ポイント③ 胆汁質の子どもへの接し方は話をよく聞いてあげる ほか
子どもたちへの贈りもの
東の里に暮らす人と、西の里に暮らす人
著者について
今井 和子
東京成徳大学子ども学部・教授。全国子どもとことば研究会代表。
23年間、公立保育所で0歳から就学前の子どもたちと一緒に生活するなかで、「子どもの言葉の獲得と自我の育ち」に
関心を持ち、実践研究を重ねる。現在も子育て支援センターや保育所での育児相談や談話室を担当している
波多野 ミキ
社会福祉法人・日本家庭福祉会理事長、同カウンセラー。
「母親は子どもにとって最初の先生」であるという立場から子育てやしつけを提唱。東京都目白の波多野ファミリスクール
ではお母さんのための育児講座などを開いている。
堀内 節子
小学校教諭を経て1975年に愛知県豊橋市ににじの森幼稚園を開園。
その後、シュタイナーの思想と教育に出合い、シュタイナー教育を取り入れた幼児教育の実践を展開。
また、日本の行事をシュタイナー思想の観点から捉え直したり、昔話や神話の研究にも取り組んでいる。
豊橋にじの森幼稚園前園長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 。
ISBN
978-4-7752-0055-1
出版年月日
2007年8月29日
判型・ページ数
四六判・210ページ