子ども未来とお母さんシリーズ

20年後の世界と日本 その時のために今、教育をどうする?
14人の識者が示す、なるほどの具体案。格差と貧困から、機会の平等と希望へ

日本の教育は、世界で最も閉鎖的。今のままの教育で、子どもたちが自己肯定感を持ち20年後の世界で、活躍でき、幸せを感じられるられるだろうか?日本の子どもの現実を私たちはもっと知るべきであろう。

内容
「20年後の世界はどうなっているのだろうか? その時、日本と日本人は? そしてそのために教育は今、どうある
べきか?」

この本は、出版社「ほんの木」編集部の素朴な疑問から始まった。
子どもたちに未来への明確なビジョンを示せないまま閉塞していく日本の教育。その影響は子どもの貧困問題や
いじめ、不登校、受験競争、ひきこもりなどといった形で現れている。このままいけば早晩、日本に未来がなくなる
ことは誰の目にも明らかであった。 しかし、新たに政権を担当する民主党のキャッチフレーズは「コンクリートから
人へ」。

今こそ舵を切り替える絶好のチャンス。
そしてその未来を切り拓くための最優先事項は「教育」なのである。

14名の各界の専門家へのインタビューを通し、本当に民主的な日本に向け、新しい教育ビジョンを模索する一冊。
目次
社会として許すべきでない子どもの貧困 少子化対策より、幸せな子ども対策を!

国境を越えても「無」にならない教育を 現行のシステムに風穴をあける英語教育

多様性をハンドリングする能力を 高齢化とグローバル化が崩した同調圧力

独創力を育てる教育を怠った三流国・日本 これからは海外留学体験が決定的に重要だ

競争主義の中で3割の子どもが心を病んでいる 日本の「学力」観はあまりに古すぎる

イジメにあっても楽になるには死しかない 安心して学び育つ権利が阻害されてきた

家庭・地域・学校、人間成長の場が崩壊 近代科学は機械が五感に取って代わった

学校的優等生は未来の世界では不幸になる 日本の学校の秩序観、常識は世界で異常

学力の多元化と多様さを大切にする教育を 未来から考えるバックキャストの発想で

グローバルジャングルの地球は狂者の論理 生活を便利にしたものが幼い魂を傷つける

努力してもチャンスに恵まれにくい時代 大人が肯定的になれば子どもも肯定的に

国語より日本語教育、英語教育を 外国人と共に暮らす社会が日本を再生する

日本の教育は何のために 雇用危機に対応した教育改革を

競い合いから助け合い、敵視から共感へ 入試制度撤廃と卒業資格制度の導入を
著者について
阿部 彩(国立社会保障・人口問題研究所)
猪口 孝(新潟県立大学学長)
上野 千鶴子(東京大学大学院教授)
大竹 愼一(ファンドマネージャー)
尾木 直樹(法政大学教授)
奥地 圭子(NPO東京シューレ理事長)
汐見 稔幸(白梅学園大学学長)
内藤 朝雄(明治大学准教授)
永田 佳之(聖心女子大学准教授)
浜 矩子(同志社大学教)
古荘 純一(青山学院大学教授)
正高 信男(京都大学霊長類研究所所長)
三浦 展(マーケティングアナリスト)
リヒテルズ 直子(教育研究家)
ISBN
978-4-7752-0072-8
出版年月日
2010年1月10日
判型・ページ数
A5・208ページ
商品番号 22004

私ならこう変える、20年後からの教育改革

ほんの木 編
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