大人の責任として、かけがえのないお子さまたちに平和の大切さを伝えたい方に
「原爆の子の像」にたくされた子どもたちの思いを世界へ!
平和の絵本を親と子に。
日本語と英語で表記しています。今後は様々な国の言葉で、この絵本を世界の図書館や学校に送り届けられるように。
- 内容
- 1945年8月6日広島で被爆した小さな少女とその死を悲しんだクラスメートの友情の物語。平和を心で知る絵本です。
著者のことば
1945年8月6日、広島に原爆が落とされ、その年の暮れまでに約14万人の市民が犠牲となり、街は廃墟と化しました。
また、同年8月9日には、長崎に二つ目の原爆が落とされ、その犠牲者は約8万人といわれています。生き残った人々も
放射能による原爆症によって、今も苦しみ続けています。
アメリカの学校でヒロシマ・ナガサキの被爆者の体験とメッセージを伝えていた1986年からの一年間、原爆映画の上映会の
前に必ずみんなで一緒に折りづるを折っていました。そして、いつも千羽づるを片手に子ども達に必ずお話していたのが、
広島の平和公園にある「原爆の子の像」をつくるきっかけとなったサダコ(佐々木禎子)さんと子どもたちのお話でした。
第一作として日英対訳で出版をさせていただきましたが、今後さまざまな国の言葉で、この絵本を世界の図書館や学校に
送り届けていきたいと思っています。
絵本「おりづるにのって」の収益金は、世界にこの絵本を届けるプロジェクトに使われます。みなさまのご協力をよろしく
お願いいたします。中村里美
目次
おりづるにのって
サダコと子どもたちの物語
おりづるのおりかた
歌「おりづるにのって」
メッセージ:「原爆の子の像」にたくされた子どもたちの思いを世界へ!中村里美
著者について
中村里美(なかむらさとみ)
シンガーソングライター。カリタス女子短期大学卒業。
1986年、日米協力によるNeverAgeinCampaignの第一期民間大使として渡米。
アラスカ、オレゴン、カリフォルニア、オハイオ、ニューヨークetc.280カ所の学校や協会などで、日本文化の紹介を兼ねた
原爆映画上映を行う。帰国後、異文化コミュニケーション誌「ひらがなタイムズ」の編集長を務めた後、独立。
さまざまな国の外国人出演者が日本語で被爆体験を朗読する「トンボが消えた日」をプロデュース。
現在、株式会社ミューズの里の代表取締役。
歌と語りで伝える「私のヒロシマ・ナガサキ」全国ライブを展開中。
ISBN
978-4-7752-0074-2
出版年月日
2010年8月6日
判型・ページ数
四六変形・32ページ