歴史を読むあらたな楽しみが方がここにあります。
デザインや装飾の専門家であり、古典にも造詣が深い著者の創造の世界。
「古事記」「源氏物語」「平家物語」の人物に著者がなりきります。
それぞれの時代の女性たちの生き方、考え方はその人物になりきって演じたときに、理解できることがある。
- 内容
- 「古事記」「源氏物語」「平家物語」の歴史上の人物になりすまして生きてみる、そんな遊びを創造しました。
デザインや装飾の専門家であり、古典にも造詣が深い著者の創造の世界。
それぞれの時代の女性たちの生き方、考え方をその人物になりきって演じたときに、理解できることがある。
歴史を読むあらたな楽しみが方がここにあります。
現在を生きる著者が自分の人生と歴史上の人物たちの人生を生きた時、どのような感情が交差したのか?
女性として普遍的な感情は?など、物語を通してぐいぐいひきこまれます。
目次
はじめに
一鏡の巻持統天皇の語り(『古事記』)
亀
虎
龍
鳳
二玉の巻女三宮の語り(『源氏物語』)
簾
車
琴
舟
三剣の巻健礼門院の語り(『平家物語』)
風
月
蝶
花
おわりに
資料編
主な参考文献
著者について
羽生清(はぶきよ)
1944年生まれ。京都工芸繊維大学院修士課程修了。
現在、京都造形芸術大学客員教授。
著書に「デザインと文化そして物語」「装飾とデザイン」(以上、昭和堂)、「装うこと生きること-女性たちの日本近代」
(勁草書房)、「楕円の意匠-日本の美意識はどこからきたか」(角川学芸出版)。
ISBN
978-4-7752-0117-6
出版年月日
2019年4月24日
判型・ページ数
四六版・232ページ