日本のゴルフ場再生のヒントに満ちたドラマ。最後に待っていたのは、奇跡。
これはゴルフ場の場外乱闘?
痛快でドラマチック!
感動の最終章に拍手!
弁護士でゴルフジャーナリストでもある著者が、会員たちと共に名門ゴルフクラブを巨大資本から守った実話。こんな世の中どう考えてもおかしいね、でもどうしたらいいんだろう?と思っている方にも太平洋クラブをめぐる「闘い」の話がヒントになるはず。
- 内容
- バブル崩壊後、日本のゴルフ場は外資を中心とするハゲタカファンドの草刈り場となった。
その巨大資本に戦いを挑み、会員たちの団結と心ある優良スポンサーの支援で、時には奇跡の様な勝利もある。
本書は太平洋クラブを舞台にゴルフ場再生とハゲタカ退治に成功した、ゴルフ大好き弁護士チームの痛快かつ溜飲の下がる戦いの記録である。
壮絶、運命と奇跡のドラマ。
目次
前書き
主な登場企業・団体及び用語
▼第1章 奇跡
ゴルフと裁判、ふたつの奇跡の始まり
1 戦場① 2006年日本シニア
2 戦場② ゴルフ版経済敗戦
3 戦場③ 2004年クラブチャンピオン決勝
4 戦場④ 太平洋クラブ会員の勝利
西村國彦の主なゴルフ歴
▼第2章 苦悩
外資ハゲタカに食い尽くされた日本のゴルフ場
1 法に正義を、しかし・・・
2 日本のゴルフ場のアキレス腱「預託金」
3 負けず嫌いで粘り強くやるのが西村の真骨頂
4 ゴルフ場をめぐる壮絶な闘い
5 会員の団結が勝利の方程式
6 ゴルフのスタイルを変えて、ついにクラブチャンピオンに
▼第3章 予兆
ハゲタカと会員の壮絶バトル
1 いよいよ正念場、太平洋クラブ事件の始まり
2 太平洋クラブの歴史と平和相互銀行、バブル経済の裏側
3 抵当権の有無が勝負を分ける
4 マスターズ詣でで、アメリカへ
▼第4章 激闘
太平洋クラブ争奪戦、会員の勝利へ
1 結束する会員、起爆剤となった西村の「演説」
2 会員の団結がアコーディアNO!の輪に
3 ハプニング、風は正義に向かって吹いた
4 真夏の闘い、奇跡的な地滑り的勝利
5 会社更生法はゴルフ場復活の切り札なのか
6 ゴルファー西村のもうひとつの闘い
▼第5章 運命
奇跡は起こった、最後に待っていた運命のドラマ
1 売上高2兆円、マルハン韓昌祐会長との絆
2 「創る会」の10の条件に静かに頷いた韓会長
3 感動なしに語れない、韓昌祐という企業家
4 完全勝利と新太平洋クラブの誕生
▼後書きに代えて
「ゴルフ場は会員のコモンズ(共有財産)」
「法的社会的運動に勝つには」
「ハゲタカスキームから会員共生スキームへ」
著者・経歴
参考文献一覧
SPECIALTHANKS
資料1?太平洋クラブ会員からの告発ならびに公開質問状
資料2?西村國彦作成のゴルフ史年表
著者について
西村國彦(にしむらくにひこ)
弁護士・ゴルフジャーナリスト。
1947年生まれ。東京大学法学部卒
。40歳から始めたゴルフにハマり、50歳からは世界の名コースを旅するゴルファー・ゴルフジャーナリストとして見聞を
広める。2004年にはニューセントアンドリュースGCジャパン(栃木)でクラチャンのタイトルを獲得。HC3。
バブル崩壊後の新しいゴルフ場再生に取り組んでいる。
ISBN
978-4-7752-0090-2
出版年月日
2015年3月10日
判型・ページ数
四六版・288ページ