感性の瑞々しさに共感を呼ぶ。
若い世代へ贈る、アマゾンの森とインディオとの生活を驚きと感動の目で描いた体験記。
日本で不自由なく暮らしていた若者が導かれるようにアマゾンへ。
アマゾンの真の姿から学んだ「生きる意味」とは?
- 内容
- 急激に開発され、姿を消していくアマゾンのジャングル。その開発は日本とも深い関わりがあった・・・。
インディオたちの暮らしにないものは、私たちがライフラインと呼ぶ電気・ガス・水道、貨幣経済。完結した自給自足の生活を
村ごとに形成している。しかし、今、彼らの生活は「変えざるを得ない」ほど森林伐採が進んでいる。
世界はどこへ向かっていくのだろう?
NPO法人、熱帯森林保護団体(RFJ)のスタッフとしてアマゾンへ行き、めったに日本人が入ることのできない、アマゾンに
暮らすインディオ(先住民)の村を訪れた。東京で生まれ育った著者が見た開発の現状、一人の日本人として私たちに
何ができるのか、インディオたちとの交流で感じた驚き、感動、喜び、学びがギュッとつまったアマゾン体験エッセイ。
目次
第1章パイングリ、アマゾンに出会う
第2章遠いシングーへの道のり
第3章インディオ長老、ラオーニ来日
第4章暑く乾く三〇〇〇キロの運転
第5章大きな使命を背負った二〇〇九年
第6章シングー、奇跡の森に生きる人々
第7章アマゾン、シングーへの道は続く
あとがき
著者について
白石絢子(しらいしあやこ)
NPO法人熱帯森林保護団体(RFJ)事務局長。
1979年東京生まれ。成城大学文芸学部文化史学科卒業。
2004年よりRFJにてボランティアをはじめる。
2005年3月、筑波大学大学院環境科学研究科卒業。
同年4月より毎年、代表南によるブラジル現地視察に同行し、支援対象地域であるブラジル、アマゾンのシングー先住民
保護区域に入る。現在は専属スタッフとしてRFJの活動をサポートしている。
ISBN
978-4-7752-0079-7
出版年月日
2012年3月3日
判型・ページ数
四六版・240ページ