今、食品の安全性が危機的状況です。
現在「遺伝子組み換えでない」という表示はどんどん消えています。また、食品の安全性をめぐる状況は悪化しています。食品の安全性について特集しました。
- 内容
- 社会運動 No.458
トレーサビリティを確保して安全を保証しつつ、同時に一定のロットを確保する仕組みがないと、食品加工業は成り立たない。これらの農業・村の難題を同時に克服するのは大変だが、それを担えるのは協同組合以外にないだろう。
慶應義塾大学名誉教授 安西 祐一郎
(内容の抜粋)
目次
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食の自治の可能性を拓く 瀬戸際にある飼料とNON-GMO (社会運動No.458)
For Readers
「コモンとしての食」を形成していく必要 季刊「社会運動」編集長 柳下信宏
Part.1 NON-GM運動の現在
●私たちの訪米ミッション
生活クラブ生協・埼玉理事長 石井清美/生活クラブ生協・都市生活理事長 小谷里香
生活クラブ生協・神奈川副理事長 籠嶋雅代/生活クラブ連合会 加工食品・生活文化部 食品課課長 月野和有沙
生活クラブ連合会 ビジョンフード推進部 畜産課課長 佐藤真弓/進行 市民セクター政策機構理事長 柳下信宏
●市民による「遺伝子組み換えでない」表示市場調査
(たねと食とひと@フォーラム事務局長 西分千秋)
Part.2 飼料を自治する
●飼料用米予算は、削減・廃止か
(東京農業大学元教授 信岡誠治)
●子実用とうもろこしがつなぐ飼料国産化への道
(北海道子実コーン組合代表理事組合長 柳原孝二)
●ナタネの新品種「ペノカのしずく」
(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門野菜花き品種育成研究領域 上級研究員 川崎光代/米澤製油株式会社 取締役専務 森田英之/米澤製油株式会社 東京出張所所長 安田 仁)
Part.3 食の自治と農政の課題
●大規模農業化で農業・農村の危機は救われるか
(慶應義塾大学名誉教授 金子 勝)
●「食料主権」を取り戻そう
(衆議院議員 大河原雅子)
●イタリアのテリトーリオに学ぶ農村再生に向けたヒント
(法政大学経営学部教授 木村純子)
追悼 加藤好一(元生活クラブ連合会会長/元市民セクター政策機構理事長)
●飼料用米などの問題が一段と大きくなっているいま、加藤さんと話したい
(一般社団法人日本飼料用米振興協会理事・事務局長 若狹良治)
書評①『消費者と日本経済の歴史』
書評②『風景をつくるごはん』
食べ物でつくられている私とあなたへ
―第4回
あの日憧れた色とりどりのシリアルの記憶を塗り替える 堤 未果(国際ジャーナリスト)
韓国の社会的協同組合のいま
―第3回
ウリ動物病院生命社会的協同組合 上前万由子(株式会社異路(IRO)代表取締役 )
客員研究員コラム①
第5回 ボトムアップ民主主義の時代
ネット選挙で勝つには何をしたらいいのか 岡田一郎(政治学者)
客員研究員コラム②
ネット最前線・観測記8
F1と反人種差別、ハミルトンの孤独/孤立、連帯 瀧 大知(外国人人権法連絡会事務局次長)
客員研究員コラム③
韓国の社会的経済と政治 第11回
弾劾と内乱裁判と大統領選挙後 社会連帯経済の展望は 崔珉竟(京畿道議会政策支援官)
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著者について
市民セクター政策機構 編集長 柳下信宏
市民セクター政策機構 研究員 白井和宏
小谷里香
月野和有沙
佐藤真弓
西分千秋
信岡誠治
柳原孝二
川崎光代
森田英之
安田 仁
金子 勝
大河原雅子
木村純子
若狹良治
上前万由子
岡田一郎
瀧 大知
崔珉竟
ISBN
978-4-775201534
出版年月日
2025年4月17日
判型・ページ数
A5判・144ページ