世界は再び飢餓の時代が到来しつつある。人類がこの状況から脱出するには?
「フードバンク」の取り組みや輸入牛肉の問題、アメリカの農業政策などから日本の食料が今度どうなるのかを掘り下げる。
世界では急激な人口増加え、異常気象による干ばつや大洪水、エネルギー資源の枯渇などにより食糧危機の波が押し寄せているのは明白です。食料自給率が低く食糧を輸入に依存してきた日本人がいま知るべき現実が見えてきます。
- 内容
- 社会運動 No.423
異常気象、大干ばつ、水やエネルギーの枯渇…飢餓を忘れていた「幸福な時代」も終わりを告げようとしています。
「明日が、最後の晩餐」とならないために…そのときに備えて、今どうするか!
「食べ物をめぐって世界で何が起きているのか」「日本の食料がどうなっているのか」を掘り下げます。
目次
特集① 食料消滅
Part1 食料危機の到来
●FOR READERS
●飢餓を忘れていた「幸福な時代」も終わりを告げようとしています。
●TPPが破壊する農と食 貿易の自由化に向けたエンドレスゲーム
●水と石油の枯渇が食料危機を引き起こす
Part2 世界を変える「食べ方」
●すべての人に、食べ物を。 「フードバンク」が広げる食のセーフティネット
●アメリカの農業政策が生み出す肥満問題 生活クラブ原則の有効性を考える
●輸入牛肉に追いつめられる「国産牛」
●「食農共育」が社会を変える
特集② 安保法制が壊す日本の「信頼」
●中東問題の理解の仕方
●紛争地域から考える安保法制の問題点
●医療と介護をつなぐ訪問看護の重要性 「暮らしの保健室」の取り組みから
連載
●おしどりマコの知りたがりの日々・レッツ想定外! 第3回
私が東電記者会見に乗り込む理由
著者について
内田 聖子(アジア太平洋資料センター 事務局長)
白井 和宏(市民セクター政策機構 専務理事)
大場 紀章(エネルギーアナリスト)
吉村 和就(グローバルウォータージャパン代表)
セカンドハーベスト・ジャパン
植田 敬子(日本女子大学教授)
近藤 惠津子(コミュニティスクール・まちデザイン 理事長)
酒井 啓子(千葉大学教授)
谷山 博史(日本国際ボランティアセンター 代表理事)
秋山 正子(白十字訪問看護ステーション代表)
おしどり マコ (芸人・記者)
ISBN
978-4-7752-0095-7
出版年月日
2016年7月15日
判型・ページ数
A5判・176ページ