• 2021年10月29日
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第3話 イエナプランは人の暮らしの中にある(リレーエッセイ)

 私は数か月前まで公立の小学校で働いていました。今は仕事を辞め、毎日気の向くままに生活をしています。  教育現場を離れた私に何か書けることはあるのだろうかという思いを持ちつつ、教育現場を離れた私だからこそ書けることを、今、感じているままに書いていこうと思います。  突然ですが、私はお昼ご飯によく卵かけ納豆ご飯を食べます。卵は平飼い卵、納豆は無農薬の大豆を使用したもの、ご飯は無農薬の玄米。このちょっ […]

  • 2021年10月29日
  • 2022年11月22日
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第6話 サークル対話はどう進める? サークル対話は何のため?(リーン・ファンデンヒューヴェル)

 イエナプランスクールの学校生活は、まず、みんながしっかり顔を合わせてお互いに挨拶するところから始まります。ちゃんと意識してお互いに顔を合わせ、お互いに対して注意を向け合うことで、みんなでうまく1日のスタートを切れるようになるのです。 また、放課(授業が終わって帰宅する)の前にも、またサークル対話を開いて、みんながお互いの顔を見て、その日を振り返り、必要に応じて話し合えるようにしています。 このよ […]

  • 2021年10月28日
  • 2021年11月1日
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第6話 催し(ヒュバート・ウィンタース)

 イエナプランのコンセプトには4つの基本活動があるのはご存知の通り。共に話し、共に働き、共に遊び、共に催す、の4つだ。「共に催す」と聞けば、私たちは、すぐにまず何か楽しいことや嬉しいことを祝う催し、パーティを思い浮かべる。 当然と言えば当然だ。なぜなら、学校でも、行われる催しの多くは、こういう楽しいものが圧倒的に多いからだ。何か嬉しいことがあると、その度に私たちはパーティを開いて一緒に催そうとする […]

  • 2021年9月29日
  • 2021年9月29日
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第2話 本音と建前(リレーエッセイ)

 2017年、イエナプラン教育専門教員養成研修に参加した私の初めての実習先は、フェーンダムという街にある イエナプランスクール イン・デ・マネ(In de Manne)でした。ここは、0~2年生/3~5年生/6~8年生(4~12歳)の異年齢学級がそれぞれおよそ3クラス。全員が平屋の校舎に収まる適度なサイズ感から、家庭的だけれどダイナミックな印象も受ける学校でした。  このイン・デ・マネに滞在する期 […]

  • 2021年9月29日
  • 2021年9月29日
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第1話 モノサシ(リレーエッセイ)

 僕は、児童ホームで、15時を迎えていました。みんなでおやつを食べようとしているときです。ある子が、リクくんという子に向かって、こう言いました。「リクくんって、鬼ごっこ得意?」  私は思いました。「リクくんは、スキップは得意だけど、全速力で走ることは少ないほうだな。全速力で走る鬼ごっこは、得意とは言いにくいなぁ」と。そのときでした。進級したばかりの小学生ユイトさんがこのようなことを言いました。「リ […]

  • 2021年9月5日
  • 2021年10月29日
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第5話 宿題なんていらない(ヒュバート・ウィンタース)

 サークル対話をしていたら、一人の子が「どうしてこの学校には宿題がないの」と言った。  実は、これは他の子どもたちからもよく聞かれたことのある問いだった。子どもたちは、他の学校には宿題があるのを知っていたからだ。ある子などは「本当の学校には、中学校と同じように宿題があるんだよ」とさえ言っていたくらいだ。  これは、いい対話になるぞ!  さっそく、子どもたちと一緒に、宿題の問題点と利点を並べたリスト […]

  • 2021年8月30日
  • 2021年9月29日
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第5話 イエナプランスクールにとってはごく当たり前の基盤:シチズンシップ(リーン・ファンデンヒューヴェル)

 イエナプランのコンセプトは、ペーター·ペーターセンが、今から約1世紀前に、イエナ大学で開発した、授業方法と子ども学のモデルである。ペーターセンは、当時、「人間の学校」を実現しようとしていた。子どもたちが<共に生きる>ことを学ぶ学校のことだ。  彼は、子どもたちが、学校で共に生きるためのスキルを学ばなければならないと考えていた。そのため、イエナプランスクールでは、当然、この理念に従い、子どもたちが […]

  • 2021年8月23日
  • 2021年9月29日
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第7話「なぜ」を語り合う共同体(リヒテルズ 直子)

多忙な教員たち  教員の忙しさが問題になって久しくなります。「忙しい」とは、文字通り、「心が亡くなること」。「心が亡くなる」とは、自分がしていることの意味をじっくり考えるゆとりがなくなってしまっている状態のことを言っています。 実際、これまでに数回、自治体の校長研修や教員研修、また、大学での特別講義に出かけたことがありますが、講演中に少なくない数の先生が居眠りを始めるのは例外ではありません。一度、 […]

  • 2021年7月12日
  • 2021年9月29日
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第4話 もし私が新学年で先生のクラスに入ったら、お願い、、 、(ヒュバート・ウィンタース)

学年末のクラス編成  オランダでは7−8月は夏季休暇。学校は6週間休みになる。  休暇が始まる前の学年末、私たち学校の職員は、休暇後に始まる新学年のグループをどう編成したらよいかと忙しい日々を送る。幼児グループの年長の子たちは、中学年グループに、中学年グループの年長の子たちは、高学年グループへと進学する。中学年グループも高学年グループも複数あるし、それぞれのグループには、そのグループのグループリー […]

  • 2021年6月29日
  • 2021年9月29日
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第6話 見える他者・見えない他者(リヒテルズ 直子)

人間が生まれつき持っている共感力  オランダの学校で採用されているシチズンシップ教育の教材の中にこんな授業があります。  オランダ人が普段あまり出会うことのない異国の部族の人たちの顔写真を子どもたちに見せて「この写真の中にいるこの人は、今どんな気持ちなんだと思う?」と問いかけるのです。 子どもたちは、自分とは、髪の色も、目の色も、肌の色も、着ている衣服も違う写真の中の人の表情を見て、「嬉しそう」「 […]

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