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イエナプラン国境なきコンセプト(ヒュバート・ウィンタース)

  • 2022年1月21日
  • 2022年1月21日
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第7話 輪番ストーリー(ヒュバート・ウィンタース)

 イエナプランスクールでは毎日何回かサークルになって話し合う。ただお互いに漫然とおしゃべりをするためではなく、いつも何かの目的を持ってそこに集まる。 日によってとても和気あいあいとした雰囲気となり、みんなが一丸となって、それぞれの持ち味が十分に見え、気分が一致して、いたずら仲間の一団のように見えることすらある! こういう日は子どもたちの独創性が存分に発揮される日でもある。よし、ファミリーグループの […]

  • 2021年10月28日
  • 2021年11月1日
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第6話 催し(ヒュバート・ウィンタース)

 イエナプランのコンセプトには4つの基本活動があるのはご存知の通り。共に話し、共に働き、共に遊び、共に催す、の4つだ。「共に催す」と聞けば、私たちは、すぐにまず何か楽しいことや嬉しいことを祝う催し、パーティを思い浮かべる。 当然と言えば当然だ。なぜなら、学校でも、行われる催しの多くは、こういう楽しいものが圧倒的に多いからだ。何か嬉しいことがあると、その度に私たちはパーティを開いて一緒に催そうとする […]

  • 2021年9月5日
  • 2021年10月29日
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第5話 宿題なんていらない(ヒュバート・ウィンタース)

 サークル対話をしていたら、一人の子が「どうしてこの学校には宿題がないの」と言った。  実は、これは他の子どもたちからもよく聞かれたことのある問いだった。子どもたちは、他の学校には宿題があるのを知っていたからだ。ある子などは「本当の学校には、中学校と同じように宿題があるんだよ」とさえ言っていたくらいだ。  これは、いい対話になるぞ!  さっそく、子どもたちと一緒に、宿題の問題点と利点を並べたリスト […]

  • 2021年7月12日
  • 2021年9月29日
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第4話 もし私が新学年で先生のクラスに入ったら、お願い、、 、(ヒュバート・ウィンタース)

学年末のクラス編成  オランダでは7−8月は夏季休暇。学校は6週間休みになる。  休暇が始まる前の学年末、私たち学校の職員は、休暇後に始まる新学年のグループをどう編成したらよいかと忙しい日々を送る。幼児グループの年長の子たちは、中学年グループに、中学年グループの年長の子たちは、高学年グループへと進学する。中学年グループも高学年グループも複数あるし、それぞれのグループには、そのグループのグループリー […]

  • 2021年5月2日
  • 2021年8月23日
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第3話 異年齢によるファミリーグループ 豊かな学びの環境

 こんな情景について、多分、誰もが思い当たるのではないだろうか。  教師が、子どもたちに何かを教えようとして、一生懸命努力している。一度説明し、またもう一度説明を繰り返す。でもそれでもわからない様子なので、さらにもう一度、別の方で…。けれども、子ども、つまり生徒は、自分が理解できないのを恥ずかしく思い、口には出さないが、からだ全体で「わからないんだ」と言っている。  そこに、あるクラスメートがやっ […]

  • 2021年3月26日
  • 2021年8月23日
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第2話 イエナプランはそんなに難しいことじゃない

 イエナプランスクールのグループリーダーたちの仕事ぶりを見るために、私は、いろいろなファミリーグループを訪れる。グループの教室に足を踏み入れた瞬間に、大抵は、それがどんなグループかということがわかるものだ。子どもたちが、教室に入ってくる私に何か不安そうな顔を向け「監察局の人ですか?」と聞くこともあれば、反対に「誰のおじいちゃん?」と聞いてきたり、「何しにきたの?」と聞かれることもある。  そんな感 […]

  • 2021年3月1日
  • 2021年8月23日
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第1話 なぜイエナプランに惹かれたのか

 確かに、自分でもよく考える問いだ。オランダにあるすべての小学校のうち、たった3%がイエナプランスクールだというのに。私の職業歴の全てをとらえたイエナプランってなんだったのだろう。なぜ、私は、今のこういう自分になったのだろう。  第2次世界大戦が終わって7年後、私は、ドイツとの国境に近い小さな村で生まれた。オランダは、当時、戦災からの復興に忙しく、人々は、袖を捲し上げたような働きぶり、文句を言わず […]

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