ほんの木流 健康やり直し1年計画
第2回 ボケ予防

歌うことでボケ予防!

カラオケを歌っている風景「音楽」「歌うこと」が健康にいいと聞いたことはありませんか?
歌うと「幸せホルモン」が分泌されます。
ストレスを感じたり、気分が下降気味のときは、歌でリフレッシュしませんか!

カラオケで歌うと気分が明るくなる

カラオケで歌うと、気持ちが前向きになる、頭がスッキリするという体験は誰にでもあると思います。実は、これには科学的根拠もあるのです。 ある実験で平均年齢64歳の男女44人に、それぞれ好きな曲を3 曲歌ってもらい、その前後で唾液の量の変化を見たところ、歌の好き嫌いに関係なくカラオケの後で唾液の量が増えていたと言う結果になりました。

なぜ歌うと唾液が増えるのでしょうか。それは、歌うことには「口の周りの筋肉をよく動かす」という効果と「歌うことで副交感神経が優位になる」という効果があるからです。
副交感神経が優位になるとリラックスし、緊張がほぐれて唾液が出るのです。更に、筋肉をよく動かすと若返ります。確かに歌うと気分が明るくなるわけです。

カラオケの前後の唾液量変化
歌が好きな方も、歌が嫌いな方もどちらも歌った後、唾液の量が増えていたという結果になりました。
(参考図書 健康に長生きしたければ
1 日1 曲歌いなさい(アスコム刊)

 

歌う門にも福が来る

なかには、歌が苦手な方もいるかと思いますが、歌に自信がない方でも、うまく歌えない方でも、歌うと唾液が増え、気分が明るくなります。もっというと、声をたくさん出すだけでも同じように効果があります。
「笑う門には福来たる」という言葉がありますが、同様に、『歌う門にも福が来る』のです。
楽しくないときでも、笑顔をつくることで楽しい気分になる。それは笑って楽しかったときの記憶がよみがえるためです。歌っているときは顔の表情筋が動いて、その結果、幸せだった記憶や楽しかった記憶がよみがえります。気分が明るくなるわけです!

唾液の量が増えることでアンチエイジング効果も

カラオケで唾液の量が増えることは、アンチエイジングや老化予防にもつながります。
口は全身の中でも老化が表れやすい部分です。年をとると歯周病で歯の本数が減り、かむ力や飲み込む力も衰えますが、それと同時に唾液の分泌量も減ってきます。
健康な人は1日1.5Lもの唾液を出しているといわれています。唾液は単なる水ではありません。炎症を抑える抗菌成分や、胃の消化を助ける消化酵素など、日常の健康を向上させる因子も含まれています。唾液が少なくなると、いろいろなトラブルも起こります。まず、胃を痛めやすくなります。唾液を飲み込むことで胃酸を中和しているので、分泌量が減るとそれだけ胃に負担がかかります。
さらに、細菌が歯や歯ぐきに長時間とどまり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。また、口の中の悪玉菌が増えるので、口臭も強くなるし、口内炎も起こしやすくなります。

 

週末は、92歳の母の介護で実家に戻っています。母の気持ちが落ちているなと感じたときには、できるだけ一緒に歌うようにしています。帰り際に、ぶつぶつ言われるときは、特に効果テキメンです(笑)一人で歌うのが苦手という方は、CDやカセットテープの音楽と合わせて歌う、テレビの歌番組でもOK、スマホやパソコンでも音楽が聴けるので、ぜひ歌って元気になりましょう。(文と体験 高橋利直)

 

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