けん玉? 長井市? なぜこの本を出版したのか。

2021 年の正月明け間もなく、山形県長井市の内谷重治市長から電話がありました。書籍の出版について教えてほしいとのこと。
内谷さんは市長就任前に、ほんの木で4年間働いていたことがありました。そんな内谷さんが長井に戻ってしばらくして、長井市長に立候補するという知らせがあり、私は東京からボランティアで手伝いに行きました。懐かしい思い出です。
また、長井市には第三セクターの「フラワー長井線」が走っているのですが、そのフラワー長井線再生を後押しする出版や、たまにテレビで長井市のことが紹介されるとショートメールでお知らせしたりと、内谷さんとは親交を続けてきました。
さて電話を受けてからしばらくして長井市観光課から連絡があり、その年の4 月に長井市を訪ねることになりました。前年に「市技」に認定された長井市の「けん玉」をもっと市民にも、県民にも、広くは全国に向けて発信したい、そのために本を出版したいという趣旨の相談でした。
「市技」とは、その地域に特色のある技を市民の交流・生涯学習の柱として位置づけ、まちづくりに活かそうとするものです。他には、尾道市の「囲碁」などがあります。
企画から約2年、「競技用けん玉の生産量日本一」のまちでもある長井市の市技「けん玉」の本がいよいよ形になります。衰退気味の地方都市がこれからどのように再生していくか、微力ながら手伝い、見守っていきたいと思っています。

山形県内陸南部にある長井市。市内の水道水はおいしい井戸水。自然豊かなまちです。
長井駅に到着したフラワー長井線。
市技は「けん玉」 山形県長井市
長井けん玉のふる里プロジェクト実行委員会編
定価:本体1,300 円(税別) 
単行本 196 ページ
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