免疫力を高める生活方法
専門家共通の課題を知れば準備完了
健康で長生きをする。病気にならない、なりにくい生活をする。
登る山は同じですが、アプローチ、手順は専門家によってある程度違いがあります。また場合により相反する説もあるようです。
しかしほぼ共通する免疫力を高める生活方法は、
- 自然治癒力・免疫力を高める。代謝をよくする。
- そのためには血液サラサラで、血流をよくする。
- 体にいい食材、食事。
- 適度な運動。
- 冷えを取り体を温める生活。
- 快眠。
- ストレスの除去。
- 食べすぎないよく噛む。
などがあります。
さらにそれぞれの課題に対して、具体的なノウハウ、理論を知れば、病気にならないライフスタイルへ一歩近づけます。健康長生き登山はそれからです
病気にかかりやすい人とは?
現代のライフスタイルを見直すべき!
健康長寿は良い生活習慣から。その逆のライフスタイルが病気を招くと考えられます。車に乗って歩かない。欧米型の脂肪と、高カロリー食、ストレスやうつに弱い社会、そして時代。タバコ、深酒、冷房のかけすぎ。薄着、シャワー、夜ふかし、満腹まで食べる。夜遅い食事、運動不足、など、現代人の生活スタイルは、放置すれば病気を招きがちです。
また十分な睡眠をとれない、仕事のやりすぎ、失業や経済的不安なども病気の原因を作ります。中でも食事は一番の問題点。ジャンクフード、ファスト・フードはもっての他。また笑いの少ない生活、幸せ感の薄い毎日は考えものです。以上の逆は病気になりにくいはず。
健康法とウソ
何でも疑うクセ。理由、背景を考える目
高齢化社会が本格化し、医療費の拡大、健康保険の破綻などの時代の中で、健康を自分で守る、病気にならない生活習慣など、健康市場は巨大化しています。薬、サプリメント、健康食品、テレビや雑誌での健康法、健康情報が異常なほどふくらんでいます。「流行の健康法にはウソがいっぱい」と断言する医者、専門家も少なくありません。要は見分け方です。
マスコミや企業の宣伝に踊らされる必要もありません。例えば塩分を摂ると高血圧になる→リンゴを食べればなりにくい。など、この小冊子にも書きましたが、正しい知識の吸収が重要。何でも疑う。理由、背景を考える。市民は健康ジャーナリストの目を持ちましょう。
カギは血液にある
健康の原点はきれいな血液と血流
タンパク質、脂肪、糖分、ビタミン、ミネラルなど、食べた物が胃腸を通して血液に入り、約60兆個と言われる細胞に栄養を送り届けます。また、全身の老廃物を肺や腎臓を通して呼吸や尿となり、体外へ排出させるのも血液。つまり、血液こそが人間の体を司る根幹と言えます。食べすぎ、鮮度の落ちた酸化した食べ物、ビタミン、ミネラルの不足。それらは血液の質をゆがめます。
当然、質の悪い血液を受け取る細胞にも異変が生じ、代謝の機能を低下させてしまいます。栄養と酸素を運ぶ血液の質と、血流の良し悪しは病気の原因の主たるもの。きれいな血液をスムーズに流すことこそ健康の一合目です。
病気の始まりはコレ!
血液の赤信号を外見から判断する
赤ら顔、顔や胸部に毛細血管が浮き出る。歯ぐきの紫色。手のひらが赤い。あざ。歯ぐきの出血、痔、下肢の静脈瘤、目の下のクマ、シワ、シミ、吹出物。これらは血行不良です。高血圧、心臓病、脳卒中になりやすいので注意が必要。肩こり、頭痛、めまい、息切れや胸痛などの症状と血行不良の症状に気をつけましょう。
また、ストレスは血液を汚します。過食、運動不足、ストレスと冷えは病気の始まりです。突然病気になることは少なく、食べ物を中心とした、生活習慣悪化の積み重ねが未病となり、瘀血となり、ある日病気となってあらわれるのです。がんさえ、発病まで19~20年かかるそうです。
運動のしすぎも要注意
自分の適量の運動を知ると安心
運動が、食事、生活習慣と並んで、健康の維持にとって、欠くことのできないテーマの一つなのは、もはや常識です。しかしやりすぎは逆効果。
全身を動かすと、血流もリンパの流れも活性化します。全身の新陳代謝もよくなりますが、一人一人の適量の範囲に限られます。その理由は、運動をすればするほど、体内に活性酸素が発生し、健康を害することにつながるからです。活性酸素は、がん、炎症、老化などに関係します。
ちなみに筋肉は何もしないと年に1%ずつ加齢と共に衰えます。日常生活の中で、階段利用などのもう少しの努力、が衰えを防ぎます。