食べること飲むこと
小食、よく噛む、食物繊維、非精白
- 食べ過ぎない。
食べ過ぎると血液が酸性になり、血液が汚れ、がんなどを招きます。腹八分目が大切。 - よく噛む。
ひと口食べ物を入れて、30回以上噛むと、唾液が活発になり、酵素が豊富に。 - 食物繊維をよく摂る。
多いのは海藻。次に大豆、小豆、ゴマ、玄米、そして野菜。毎日海藻と豆類を食べ、便秘知らずで健康に。 - 精白されていない食べ物を。
玄米、全粒粉、黒砂糖など。人間に必要なビタミン、ミネラルを十分に持った食べ物を体は望んでいます。 - 朝食は無理に食べない。
胃腸に負担を与えず、排尿、排便がスムーズに。食欲のある場合や朝から元気な子どもは食べる。
油に注意
体に良い油と良くない油
炒めものなどの加熱調理は、オレイン酸(オメガ9系)が多い菜種油、グレープシード油、キャノラー油、新紅花油、ゴマ油などを使ってください。ドレッシングなどの非加熱によいのはαリノレン酸(オメガ3系)の多い、亜麻仁油、エゴマ油、シソ油など。植物油でも、紅花油、ひまわり油、大豆油、コーン油などはリノレン酸を多く含み、免疫系や心臓に悪影響。マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、スナック類の原料に使われていますからご注意下さい。
トランス脂肪酸は体に良くなく、不飽和脂肪酸(青魚などEPA・DHA)はもちろん、体に大変優れた油です。一般に揚げ物、炒め物は、時間が経ったら食べないことも大切。
生野菜は体にいい? 悪い?
生は酵素が豊富。加熱と6対4?
陰陽では、葉菜は体を冷やし、根菜は温めるとされています。一方、酵素の視点では、生野菜は生きた酵素を多く含むため、人間の代謝を活性化すると言われます。煮たり加熱した野菜との対比では、半分以上を生野菜という考えがあります。但し、生で野菜を食べる時は、マヨネーズ、ドレッシングなどに頼るため、別の欠点が生じます。(リノレン酸系の油は良くない)
また加熱調理で栄養価がアップする野菜も多く、ニンジン、キノコ、ニンニク、イモ類、豆もそれです。加熱のメリットも多々あります。もうひとつ大切なのが、緑、赤、黄、紫などカラフルな野菜を食べること。抗酸化力を高めてくれます。
朝食論争? 抜く? 食べる?
大人は自分の体調で判断を
朝食不要派と必要派が対立している問題はどう考えたらよいのでしょう。不要派は、多カロリー時代、1日の総処理能力オーバーは、朝食を摂らずに調整すべき。100歳を越える長寿者には腹八分目の食事を心がけている人が多いそうです。朝食は食べ過ぎのもと。現代の夜型人間は、どうしても夜食が遅くなることもあります。夕・夜食から朝食の間が短いのが問題だとか。一方、現代栄養学派では、朝食は午前中のエネルギー源。朝食を摂らないと脳が活性化しないと考えます。朝食のすすめ派です。結論。若者、子どもなど活発な活動をし、朝からエネルギー消耗の激しい年齢は3食しっかりで。夕食を早めに、をおすすめします。
タンパク質、肉か魚か?
動物性タンパク質は魚で摂る
動物性タンパク質は、摂りすぎると、胃腸での分解吸収がしきれずに腸内で腐敗すると言われます。毒素が発生し、その対応で酵素が消費されすぎることが問題のひとつです。
タンパク質は腸内でアミノ酸に分解・吸収され血や肉になりますが、動物でも陸上動物は人間より体温が高く、その脂は人間の体に摂取されると固まります。血流が悪くなりがち。一方、水の中の魚は人間より低い体温でいるため固まらず血液をサラサラに保つ、悪玉コレステロールを下げる働きをします。
肉は飽和脂肪酸。体に好ましくなく、魚は不飽和脂肪酸で体に良いとされます。例えばEPA・DHAがそれです。